さくら


君に逢いたくて 何度も夢を見た
泡沫の桜は いつでも
温かい眼差しで

手を伸ばしても届かない
君の涙の理由に
「サヨナラ」と呟いた
唇が切なくて

君が愛しくて 何度も夢を見た
消えゆく愛の形は
優しい歌声で

手を繋いで歩いてた
君の笑顔の過去(きのう)に
「アイシテル」と言えずにいた
心が苦しくて

君が愛しくて 何度も抱きしめた
泡沫の絆を 今でも
信じてる僕がいる
君に逢いたくて 何度も夢を見た
泡沫の桜を 詠った
哀しげな君の声

君に逢いたくて 何度も夢を見た
消えゆく想い出の中でも
温かい眼差しで…